はじめに|最初に見直したのは“砂糖”ではなく“チョコ”だった
40代に入り、肌荒れや疲れ、気分の波が気になるようになってきました。
そんな中で、私が最初に見直したのは「砂糖」ではなく、
チョコレートとの付き合い方でした。
なぜ“脱砂糖”ではなく、“チョコ断ち”から始めたのか?
その理由と、そこから始まった意識の変化についてお話しします。
「チョコ断ち」から始めた理由
「やめたいけど、無理。」
そう思っていた私が、最初に取り組んだのが“チョコ断ち”です。
いま思えば、チョコから始めたのは自然な選択だったのかもしれません。
実は、最初に“脱砂糖”全体に踏み込まなかったのには、理由がありました。
私は栄養士の資格を持っており、
砂糖がどんな食品に多く使われているかは知識として理解していました。
たとえば、清涼飲料水(いわゆるジュース)やお菓子などの嗜好品には、もちろん多く含まれています。
でも、見落としがちなのが日々の料理に使っている砂糖です。
「脱砂糖=料理の味付けも見直す」となると、
いつもの味が変わってしまい、家族の反応が気になる場面も出てきます。
わが家では、卵焼きや手作りおやつ(牛乳寒天など)に使う砂糖の量を減らすだけで、
子どもが「コレちがう」と食べなくなってしまうこともありました。
だからこそ、まずは“自分だけでコントロールできる”チョコレートから向き合ってみようと思ったんです。
チョコをやめたくなった、いくつかのきっかけ
当時の私は、チョコレートに頼りすぎていたことに、
どこかで罪悪感を抱えていました。
子どもが甘いおやつを食べたいと言っても「これはママの分」と言ってしまうことがあったり、
夜、食後のキッチンでこっそり食べるのが習慣になっていたり…。
さらに、チョコの価格もじわじわ高騰。
お気に入りのチョコ菓子が家計を圧迫していることにも気づき、
「これは見直すタイミングかもしれない」と思ったのが最初のきっかけでした。
こうした背景から、私はまず“チョコ断ち”に挑戦してみることにしたのです。
“純ココアならいいかも”が、思わぬ気づきにつながった
チョコ断ちをはじめて数ヶ月。
あるとき、「チョコじゃなくて純ココアなら罪悪感も少ないかも」と思い、 純ココアを使った蒸しパンを作ってみました。
甘さ控えめ、手作りなら体にもやさしいだろうと期待して。
けれど、食べた翌日から肌荒れが悪化。
「カカオそのもの?それとも、蒸しパンに入れた砂糖が原因?」
このとき初めて、“おやつ全体に含まれている砂糖”そのものに目が向くようになりました。
「チョコをやめればOK」では済まない、“甘さとの付き合い方”を見直す必要があるのかもしれない。
そう感じるようになったのです。
チョコ断ちから、少しずつ“甘さ”全体へ
もともと大人ニキビにも悩んでいた私は、
これまで何気なく選んでいたおやつにも慎重になり、
“どんな甘さをどう摂るか?”を意識するようになっていきました。
気づけば、和菓子やナッツなど、
“砂糖に頼りすぎないおやつ”へと少しずつシフトしていたのです。
「チョコ断ち」と「脱砂糖」は、似ているようで違う
チョコ断ちは、嗜好品としての砂糖との距離感を見直すこと。
一方、脱砂糖は、料理や調味料を含めた生活全体の砂糖を見直すこと。
最初から全部をやめようとすると、心も体もついていきません。
だから私は、まず「チョコ断ち」から始めて、
“変化に気づける範囲から整えていく”ことができたのだと思います。
まとめ|チョコが教えてくれた、“甘さ”との向き合い方
脱砂糖って、完璧を目指すととても難しい。
でも、まずチョコから向き合うことで、自分と甘さの距離感を知ることができた。
そこから見えてきたのは、
「砂糖はゼロじゃなくていい。見直すことで暮らしが変わる」ということでした。
👉 そんな私が、次に見直したのが“毎日の料理に使う砂糖”。
次の記事では、わが家で取り入れている砂糖代替品についてご紹介します