チョコもコーヒーも手放せなかった私が、40代でつまずいた話

ノンカフェイン生活

はじめに

40代。出産を経て、育児と仕事に追われる毎日。

気づけば「育児がきつい」と感じるようになり、チョコとコーヒーが私の“唯一のごほうび”になっていました。

朝はコーヒーでスイッチを入れ、午後はチョコで気持ちを持ち直す。

毎日それでなんとか乗り切っていたけど……

肌は荒れ、寝つきも悪く、子どもにイライラしてばかり。

「私、いつからこんなに余裕がなくなったんだろう?」

そんなふうに思う瞬間が増えてきました。

「コーヒーを飲むと安心する。でも最近、疲れが取れにくい…」
そんな気づきから、カフェインとの付き合い方を見直し始めました。
▼私が取り入れた“ノンカフェイン生活”はこちらの記事で詳しく紹介しています
https://yurucarelife.com/otyasyuukan/

30代後半での出産。そして40歳、4歳育児の今

私は、30代後半で息子を出産しました。

現在40歳、息子は4歳になり、元気いっぱい。

毎日がにぎやかでうれしい反面、正直ついていくのが大変です。

息子と公園に行くと、まわりは20代・30代前半のママたち。

走り回っても疲れ知らずで付き合っている様子に、私はこっそり息切れ…。

「同じ年頃の子育てでも、体力や気力ってこんなに違うんだ」と感じる場面が増えていきました。

仕事復帰と、容赦ない現実

育休を終えて仕事に復帰したのは、息子が1歳になったころ。

まだ夜泣きもある時期で、何度も起こされては抱っこして寝かしつけ。

朝は早く起きて家事と保育園の準備、そして出勤。

夕方に帰ってきた頃には、もう体も心もヘトヘトで、ソファに倒れ込むのが習慣になっていました。

でも、家事も育児も待ったなし。

「早くごはん作って」「お風呂も入れて」――そんな中、気合を入れるために手に取っていたのが、
コーヒーとチョコレートでした。

チョコとコーヒーが“心の処方箋”に

「寝起きは、コーヒー飲まなきゃ動けない…」

「午後からは、おやつを食べてリセットしよう」

「帰宅後すぐにお迎え、その前にチョコレート一口だけ…!」

「食後はまだまだ、お風呂・洗濯・キッチンリセットとやることだらけ!

 チョコがないとやっていけない…!」

そんな思いから、いつしかチョコとコーヒーが私の“心の処方箋”になっていきました。

コンビニでつい手が伸びるチョコ菓子、マグカップになみなみ注ぐ濃いコーヒー。

“これがないとやっていけない”と感じるほど、生活の一部になっていたのです。

「不調のサインに気づいた瞬間」

ある日突然というより、なんとなく――

少しずつ、体のあちこちに違和感が出てくるようになりました。

仕事と育児に追われる中、まず気になったのが胃の痛み

食事のタイミングがズレたり、コーヒーを空腹で飲んでいたからか、みぞおちのあたりがズキズキ。

胃カメラまで受けましたが、「異常なし」と言われて、なんだかモヤモヤ…。

「もしかして、ストレスのせいなのかな?」と自分でも思うようになりました。

肌の変化も気になるように

もう40歳なのに、大人ニキビが治らない。

それも、これまでできたことのなかったあごや首のまわりに出るようになってきて、メイクも憂うつに。

さらに、肌全体のくすみや乾燥がひどくなり、鏡を見るたびに「疲れてるな…」と感じるようになっていきました。

体のサインを、ようやく「気のせいじゃない」と思ったとき

正直に言うと、尿の色が濃いことも、気になっていました。

「水分足りてない?」「甘いもの摂りすぎ?」と、体の中からの違和感が気になりはじめた頃――

職場の健康診断で、ふと「糖尿病、大丈夫かな…」と不安になりました。

検査前にチョコを食べてしまったので正確ではなかったかもしれないけれど、

「もしかして、甘いものに頼りすぎてる?」という感覚は、ずっと自分の中にあったのです。

子どもの顔より先に、チョコに手が伸びる自分に気づいて

子どもがぐずっているとき、泣いているとき。

本当なら、まずはギュッと抱きしめたり、話を聞いてあげるべきなのに――

気がつけば私は、「コーヒー入れたい」「チョコを口に入れたい」という思いが先に立っていました。

「これって、心がSOSを出してるのかも」と思ったのは、その頃です。

「チョコをやめたい」「コーヒーを控えたい」と思ったわけ

  • 夜中に何度も目が覚める(眠れない)
  • 理由もなく動悸がする
  • 肌の乾燥やくすみがひどくなった
  • 子どもにきつく当たってしまい、自己嫌悪…

そんな日々の中で、体も心も、「もう限界かもしれない」と小さくサインを出していたのだと思います。

ようやく私自身が、気づき始めた頃でした。

決意のきっかけは、意外にも“値上げ”でした

その少し後、お気に入りのチョコ菓子を買おうとして値札を見たとき――

「え、また値上がりしてる…」と驚きました。

しかも、ちょっと高くなっただけでなく、量も減ってるし、あっという間に食べきってしまう。

お金も、満足感も、どちらも残らない。

それなのに、手放せない。

そんな矛盾に気づく大きなきっかけでした。

「やめたい、でもやめられない」だから、ゆるく始める

私にとって、チョコもコーヒーも「やめる」なんて簡単に言えない存在でした。

ストレスが溜まれば、真っ先に欲しくなる。

“なくても平気”なんて、とても思えなかった。

でも、「これを機に、ちょっと控えてみるのはどうだろう?」

「がんばってやめるんじゃなくて、距離を置くくらいならできるかも」

そんなふうに、“今の私にできるペースで見直してみよう”と思えるようになりました。

ゆるく始めた、その一歩が自分を変えていく

完璧を目指さなくてもいい。

今日1つ控えられたら、それだけで前進。

甘いものやカフェインから少し距離を置いてみるだけでも、体と心の反応は変わってくるかもしれない。

そんな小さな希望を胸に、私は“ゆるく始めるチョコ&コーヒー見直し生活”をスタートさせたのです。

次回予告

こうして私は、「ゆるチョコ断ち・ゆるコーヒー控え」を始めました。

最初は「絶対ムリ」と思っていたけれど、やってみたら意外な発見や、うれしい変化が少しずつ起きてきたのです。

これから、

  • 実際に試した“置き換え”や“控え方”
  • 体調や肌、気分の変化
  • 無理なく続けるために気をつけたこと

などを、リアルにお届けします。

やめなくてもいい。

だけどちょっと控えるだけで、心も体もこんなにラクになるんだ――

私でもできた、小さな第一歩。

同じように、「チョコやコーヒーに頼る習慣を変えたい」と思っているあなたのヒントになりますように。